【書評】AWSによるサーバーレスアーキテクチャ
概要
AWSを触ったことは皆無ですが、単純なWEBアプリを学ぶのも微妙なので、流行のサーバーレスアプリケーションの本を読んでみました。
- 作者: Peter Sbarski,吉田真吾,長尾高弘
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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サンプルや章末問題もじっくりやっていたら、かなり時間がかかってしまいました…
身につく知識
簡単に身につく知識を単語ベースでまとめます。
深く身につくのは下記。
軽く身につくのは下記。
構成
本一冊を通して、動画シェアサイトを構築しながらサーバーレスアーキについて学ぶことができます。 サンプルや章末問題が付属されていますが、全てgithub (https://github.com/sbarski/serverless-architectures-aws)にあるので、写経も不要です。 基本的にnodejsを使ってサンプルは記載されています。
Auth0のみバージョンが古いので、サンプルが想定通り動きません。 修正方法はQiitaの私の記事で紹介してます。
特徴とか
AWS初心者、クラウド初心者に向けてサーバーレスの基本的なコンセプトからAWSの使い方など網羅的に書いてあります。 特に、Lambda、APIGatewayに関しては非常に情報量が多く書き込まれているなーという印象です。
「実践」に重きを置いており、サンプルコードや画面サンプル、またその解説が非常に豊富です。また自分で考えて実践しよう、というコンセプトから章末問題もかなり豊富です。 全部やりきろうと思ったら、かなり時間がかかるかもしれません^^; 自分は途中で心が折れました…
また、AWSのみで完結するかと思いきや、認証認可でAuth0、ストレージでFirebaseなど非常にてんこ盛りでした。
第一章・第二章でコンセプト・アーキテクチャの説明があり、全て読み終わったあとに再度読み直すと学びがあり有用です。
まとめ
情報量が非常に多いですが、その分学びの多い良書だと思います。 AWS初心者の私が読んでも、十分理解できたので、サーバーレス学んでみたい、という人には非常におすすめできます。
特に、サーバーレスは「銀の弾丸」ではない、ベンダーロックインのリスク、などAWSによるサーバーレスに100%傾倒してない筆者の姿勢が好みです。