ひよっこエンジニアの独り言

メーカー勤務ソフトウェアエンジニアのブログ

Joy Incを読んだら、実現したい「喜びに満ちて開発したい」が全て書いてあった

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

経緯

Regional Scrum Gathering Tokyo2020で好きなAgile/Scrum本ランキングなるものが行われていたそうです。 iwakiri.hatenablog.com

一位がアジャイルサムライなのは同感ですが、多くの世代で2位に「Joy Inc」という本が上がっています。 どんな本なんだろうか、と思い早速Amazonでぽちっと購入しました。

最近

最近は職場環境で色々と部内政治毎に巻き込まれつつ、気持ちよく開発が行えない状況でした。 いわゆるメテオフォール型開発のメテオが降ってきた状況です。 もうモチベを完全に失ってしました。 深海の底に縮こまって、「ただただ幸せに開発がしたい」と思ってました。

読んで

イントロダクションから惹かれて、一気読みしました。

ちゃんと日の目を見られて、楽しんで使ってもらえて、意図した人々に広く普及するものをデザインし、作り上げること。それが喜びである。

もう感動です。言いたいことが具現化されて出てきた感じでした。

チームが長いあいだやる気を持続する方法として僕が納得しているのは、仕事で意義ある仕事を成し遂げることだ。始めるだけでなく、話すだけでなく、誰かに依頼するわけでなく、実際に仕事を終わらせる、完了させる、完成させる。そして、届けること。タスクが簡単だろうが難しかろうが関係ない。どれだけ時間がかかったかも関係ない。完成させると、エンドルフィンが出る。自然な脳内麻薬だけど、中毒的だ。完成。本当に完成。価値があり、その価値を認めてもらえる成果を生み出した、大変な日々を思い出し、喜びにつながる。

多くのアジャイル本はプラクティスや考え方にメインフォーカスが当たるものが多いですが、この本は筆者の原体験をベースに、喜びを中心に据えた組織の物語です。 プラクティスの解説はあるものの、全てが原体験ベースであり非常に感動的でした。

多くのプログラマが一番最初に体験したであろう

print("hello")

の出力結果が出たときの感動を改めて思い出させてくれました。

おわりに

アジャイルと組織について、改めて考えさせられる本でした。 今までスクラム系のイベントって参加したことなかったですが、Global Scrum Gathering出席してみようと思います! Global Scrum Gathering New York City 2020