【書評】スクラム
- 作者: ジェフ・サザーランド,石垣賀子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書評
Scrum Inc.さんのCertificated Scrum Master Trainingを受講したついでに、この本を頂きました。
元々アジャイル開発チームに所属していたので、スクラムの運営は身に付いていると思うのですが、改めて方法論の裏側にある考えを復習できて良かったです。 この本自体が、ソフトウェア開発エンジニア以外もターゲットにした本となっているので、教育現場や政府などの事例も幅広く挙げられていました。 スクラムってなんぞや?って人々にも基本を学ぶのに良書だと思います。
スクラム立ち上げ
スクラムマスターとして、会社でスクラムチームの立ち上げをやっているのですが、習得が難しいと言われるスクラムの難しさを改めて体感しています。 メンバーの多くが、スクラム研修を受けているものの、チーム開発経験が乏しくどうしてもタスクが属人化し、チームとして成果をあげよう、というよりも個人でいかに成果を上げるか、というところにフォーカスが言ってしまいがちです。
色々考えた結果、スクラムという理解は簡単だけれども習得が難しい、フレームワークを型にはめずにやっていることが原因だと思いました。 チームメンバーが私を除きスクラム経験がなく、なんとなくで実践してしまっているのではないかと仮説を立ててみました。 そこで検証として、一回仕切り直しを行い、守破離の守を大切にチームメンバーにスクラムの習得をしてもらうところからやろうと思います。
スクラムマスターって難しい!